意識高くない主婦記

ほぼ宇野昌磨選手、時々Daniel Gilliesかもしれない

親知らずを抜いてきた その2 抜歯〜

世界選手権挟んで、かなりどうでも良くなった気がする親知らず抜歯体験記だが、忘備録なので自分のために残しておく。外界でいろいろあり過ぎてけっこう忘れたけど。

ついに抜歯

経験者に麻酔はチクっとするだけで痛くないよと聞いていたのに普通に痛かった。小学生の頃のトラウマ化したものよりは針も細いしあっという間だけど次々刺すので3本目くらいまで痛い。

麻酔が効くとはっきりいって何が起こっているのかは分からないが、まず下の歯からだったらしい。動かないでねーと言われたが、キュイーン、ガガガガッッと工事のようなすごい音がするので動こうとか微塵も思わない。力入ってただろうなぁ。

とはいえ割と短時間で処置は済み縫合している様子。ここで糸を縛るのが一番痛かった。締める時に唇に当たるので口が切れそう×4回。

上の歯は見えていたので本当に抜くだけだったらしい。あっという間。でもやっぱり縫合はあるのかまたしても痛い×4回。

うがいをしても意外と血は出てなかった。怖くて奥まで水がいってなかっただけかもしれないけど。

抜歯後~初日

血止め用のガーゼを噛み、1時間くらいで麻酔が切れるのでその前に痛み止め飲んで下さいね、との事。まぁそれは聞いてたのでハイハイと軽い気持ちで会計へ。

ところがそこは総合病院。午後は大概人が減っていたと思うのだが支払いまでが長い。30分以上待っていたと思う。

そこから車で目の前の薬局へ。するとそこはアロマ香る何というか別世界。薬局というより化粧品フロアとかエステのお店(行った事ないけど)に近いんじゃないか、てな店だった。

おずおずと処方箋を渡すとメイクばっちりな店員さんが「お飲み物はいかがなされますか〜?」と寄ってくる。正直口がきけないので「歯抜いたので…」だけ辛うじて喋ると分かってくれ、その後は怪しげな商品のチラシを渡されるにとどまる。隣のお爺さんは物凄くセールスされていて心配にはなったけど。

15分ほど待ってから支払いを済ませて車の中で痛み止めと抗生物質を飲む。1個目はガーゼ噛んだまま飲んでみたが、ガーゼも一緒に飲み込む危険性を感じたので、2個目はガーゼを外し、新しいのを噛むことに。

自分で運転して帰れるか心配だったが、意外と平気で、これなら延期してもらった習い事にも行けるんじゃないか?てなテンションで順調に帰宅。

だが帰宅した途端気が抜けたのか痛みが急に増した。喉元過ぎちゃってるのであまり覚えてはいないが、ズキズキ痛いわけではなく、ずーーんと痛い。その時使った表現が、「めちゃくちゃ重い生理痛が左頬に来たみたい。」何となく雰囲気を感じてもらえればと思う。

とにかく習い事などとんでもない、何もやる気なくなって引き篭もり状態。食欲もわかないが、治すためには食べないと、ということで牛乳を入れて冷ましたポタージュスープをスプーンでちびちびと飲んだ記憶がある。

2日目~1週間後

2日目もまだずーんと痛むが、初日ほどではなく仕事も普通に行けた。口が開かないので食事はパンをポタージュスープに浸してほんの少しずつ食べるしかできない。一週間ほどポタージュスープばかり飲んでいたように思う。本当はゼリー飲料が一番なのだが、残念ながら食感が受け付けないので。

かかりつけの歯医者には毎日通って消毒してもらった。一週間後に抜糸したがその消毒がまた痛い。神経に触るからだろうか、虫歯に直接モノが当たったときの痛みだった。

食べられない間は抜歯ダイエットだ~!てノリでやってたが、胃腸が悪いわけではないので他の家族が食べてる物がひたすら美味しそうに見える。もう食べたくて仕方がない。

結局ちょっと口が開くようになるといろいろ食べてしまう、しかも一気に食べられないのでダラダラと…なのであまりダイエットにはならなかったかもしれない。

3日目が痛いと聞いていたので怯えていたが、結局初日が一番だった。歯医者さんによると、腫れていくときが一番痛いからだそうだ。腫れてるし顔をこするのも痛いのであまり化粧もできず専らマスクを着用していた。男性用のデカイやつ。また、初日はあまりの痛さにロキソニンが効かない体質なのかと思っていたが、初日はそれで追いつかないだけのようで毎日ロキソニン先生にはお世話になっていた。

1週間後もまだ痛い…原因は?

 ただ一週間を過ぎてもロキソニンが手放せない。私は普通だと思っていたのだが歯医者さんはおかしいなぁ、と。抜糸してよくみるとドライソケットになっていたらしい。

激痛と噂のアレである。ネットで調べてうがいのしすぎかなぁと思ったが後の祭り。正直そんなに激痛ではなかったのでまだ運が良かったのだろう。だがそこに抗生物質を直接満たす治療がめちゃくちゃ痛い。虫歯に注射するようなものなので当然といえば当然。しかも初日は3本もやられて涙目だった。

だがそのおかげで急速に良くなっている。痛みもほぼないし、抗生物質は激マズでまた食欲が失せるが、それはそれで余計なものを食べずにすむので万々歳なのである。

そして今、痛み止めとはサヨナラしたが、まだ歯医者さんとはサヨナラできず、抗生物質のお世話になっている。ただ今は注射も痛くないので余裕である。まだ恐ろしくて左で噛めないし、硬いものを食べるとテキメンに痛みが来るが。

以上、まだ完治ではないもののだいたいの顛末である。

右の下の親知らずが残っているのでその時に読み返してうんざりするんだろうな。

おまけ、自分に言い聞かせてたこと

自分ビビりなので痛そうな処置の時はいつも昌磨さんのミラノの言葉を思い出していた。「痛み止めの注射とか大っ嫌い」。そうだよね、嫌だよねぇ。昌磨さんはもっと痛いのを経験しとるんだろうな。こんなの何でもないぞ、と(笑)